ホテルニューオータニ 清泉亭でランチ2014/01/05

今日はホテルニューオータニの庭園内にある清泉亭でランチを頂きました。
ホテルニューオータニといえば、都心にありながら、滝のある広大な庭園が有名です。清泉亭はその庭園内にある鉄板焼のレストランです。
昨年、鉄板焼のレストラン、石心亭で食事をした印象が良かったので、今度は清泉亭を選んでみました。石心亭は全席カウンター席ですが、清泉亭は6名×3卓のテーブル席です。どちらもシェフが目の前で調理してくれます。

ホテルニューオータニの庭園と清泉亭をショートムービーにまとめてみました。



注文した料理は「若草」というコース。
最初は「ガーデンサラダ」。
ホテルニューオータニ 清泉亭

魚介類は二品選べます。鯛と帆立貝を選びました。
ホテルニューオータニ 清泉亭

季節の焼き野菜が出て、
ホテルニューオータニ 清泉亭

メインは和牛のミニッツステーキ(80g)かオーストラリア産の伊勢海老のどちらかを選択。和牛のミニッツステーキを選びました。塩はヒマラヤの岩塩です。
ホテルニューオータニ 清泉亭

+525円となりますが、特製ガーリックライスを選びました。単なるガーリックライスではなく、卵と刻み玉ねぎを使うので、チャーハンに近い物です。香の物と味噌椀が付きます。
ホテルニューオータニ 清泉亭

デザートはバニラアイスクリーム フルーツ添えです。
ホテルニューオータニ 清泉亭

どの料理も素材、焼き加減とも良く、おいしく頂けました。昔は鉄板焼というと、素材に油が残り、「グリルに比べておいしく頂けないのではないか?」という先入観がありましたが、そんな印象は全くありません。
またシェフがとても感じの良い人で、料理、クラシック音楽、オペラ、建築の話で楽しいひと時を過ごすことができました。

バラの剪定・誘引完了2014/01/08

クライミング・ローズは年末に剪定・誘引しようと思っていましたが、忙しくしていて、新年に持ち越してしまいました。どうせならと少し早い(いつもは1月下旬)ですが、ブッシュ・ローズの剪定もしてしまいました。
まだブッシュ・ローズは芽の位置が判然としないバラもあったので、再度剪定するかもしれません。例年もっと短く剪定していればと思うこともありますから。
寒肥は時間がなくてまだで、ミニバラの剪定もまだです。
写真のバラの名称は左から。

シルバースター
玄関脇にあるので、通るときに邪魔にならないように剪定していますが、ちょっと形が悪いです。
シルバースター バラ

シャルトルーズ・ドゥ・パルムとピエール・ドゥ・ロンサール
シャルトルーズ・ドゥ・パルムはあまり元気がない?しっかりした枝がありません...
ピエール・ドゥ・ロンサールは例年通り。下の方に花が咲くといいのですが。
シャルトルーズ・ドゥ・パルムとピエール・ドゥ・ロンサール

ボレロとバレンシア
ボレロも細い枝ばかり...これでいいのでしょうか?
バレンシアは順調なのか順調でないのか?良くわかりません。
ボレロとバレンシア バラ

ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサールとクレア・オースチンとカルト・ドール(伊豆の踊子)
ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサールは12月に上の方に咲いていた花を切り花にしてしまったため、オベリスクの上まで枝が巻きつけられませんでした。
クレア・オースチンはまあこんなものでしょう。
カルト・ドール(伊豆の踊子)は直立性で上にどんどん伸びるので、もっと切り詰めた方がいいのかもしれません。
ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサールとクレア・オースチンとカルト・ドール(伊豆の踊子)

クイーン・オブ・スウェーデンとナエマとレオナルド・ダ・ヴィンチ
クイーン・オブ・スウェーデンは例年通り。
ナエマは太いベイサル・シュートばかりが伸びるので、この枝を切り詰めました。
レオナルド・ダ・ヴィンチも例年通り。
クイーン・オブ・スウェーデンとナエマとレオナルド・ダ・ヴィンチ

ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサールとレモン&ジンジャーとアンブリッジ・ローズ
ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサールはフェンス仕立てに変えたかったのですが...今年は断念。枝が固いので、オベリスクの上の方は巻きつけられませんでした。
やたらと元気なレモン&ジンジャー。もっと切り詰めた方がいいのかもしれません。
アンブリッジ・ローズは形がいいのか悪いのか?
ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサールとレモン&ジンジャーとアンブリッジ・ローズ

今年も5月半ばにきれいに咲くことを期待しましょう。

今年最初のコンサートは、音楽日和~JAF会員のための音楽会~2014/01/09

昨年初めて「音楽日和」に行って、内容が良かったので、再度新年早々のコンサートに申込みをしましたが、あえなく落選。ところがキャンセルが出たとのことで、当選通知が。
ただ席は前列三列目の左端でした。
指揮者の大友直人さんは良く見えましたが、当然ながら木管や金管の演奏者は全く見えなくて、ちょっと残念。ただ音のバランスは悪くなかったので、サントリーホールの音響特性は優秀なのでしょう。

音楽日和~JAF会員のための音楽会~

曲目はポピュラーな曲ばかりです。ただブルッフのバイオリン協奏曲第一番はパールマンのCDを持っていますが、生の演奏を聴くのは初めてです。
松山冴花さんの演奏は若手のホープだけあって、極めて流麗な演奏で音がきれいです。新日本フィルも好サポートでした。

六本木から表参道へ2014/01/10

表参道にある「ニューバランス東京」に行くために、いつものように六本木から表参道へ歩いてみました。
六本木三丁目東地区再開発は、主要なエリアの建物がすべて解体されたので、写真を撮ってみました。この景色が見られるのもあとわずかです。

アークヒルズとティーキューブ
六本木三丁目東地区再開発築

この写真内の左側の地下に東京電力の変電所(地上部は東京電力の寮でした。)があります。再開発後も利用するようです。
六本木三丁目東地区再開発築

ミッドタウンタワーとTHE ROPPONGI TOKYO
六本木三丁目東地区再開発築

六本木交差点を越えて、いつもように西麻布の裏通りを行くと、アンティークショップがあります。失礼ながらお客さんが入っているのを見たことがありませんが。
西麻布 アンティークショップ

今日のティータイムは中東のドバイで大人気という「ヨックモック」の青山本店ティーラウンジ「ブルー・ブリック・ラウンジ」で。このヨックモックの建物、1978年に建てられたんですねえ。近くのフロムファーストビルが建てられたのが1975年。
かなり前からこの通りはおしゃれなスポットだったことがわかります。
ヨックモック青山本店

ここでお茶すると必ずシガールを出してくれます。
ヨックモック青山本店

表参道で最もくつろげるティールームだと思います。

「ニューバランス東京」では妻がアラボンをゲット。
ニューバランス東京

夕食は軽く頂きたいのでエチカ表参道のフードコートに行きましたが、金曜日夕方とあって、かなり混雑していました。どうも年齢を重ねるにつれて、騒々しいレストランは苦手になってきました。

六本木から銀座へ 夕食は竹葉亭で鰻を2014/01/11

いつものように六本木から銀座へ歩いてみました。
虎ノ門ヒルズは完成に近づきつつあります。タワーの外装は完成したようで、低層部を工事しています。
虎ノ門ヒルズ

間近で見上げると迫力があります。
虎ノ門ヒルズ

奥に見えるのは愛宕山ヒルズです。
虎ノ門ヒルズ

新橋に近づくと「静岡新聞・静岡放送東京支社ビル」が見えてきます。1967年にできた丹下健三のメタボリズム建築です。スペース効率の悪そうなオフィスビルですが、ずっと残っています。
静岡新聞・静岡放送東京支社ビル

銀座の繁華街に入ると、おもしろい案内が...「銀座クラブコンサルタント」
銀座のホステスさんの斡旋業者でした。
銀座クラブコンサルタント

銀座通り沿いのビルにある、「GINZA 人形館」に入ってみました。アンティークのビスク・ドールから日本人形まで揃えてあります。
50cmほどのジュモーのロングフェイス。リプロダクションドールも作られていますが、アンティークは380万円!!十年前くらいと同じお値段。高値安定ですね。
GINZA 人形館

銀座松屋では「草乃しずかの世界展」を鑑賞。手作業による日本刺繍の展覧会です。絹のオーガンジーに施された刺繍は華麗で繊細です。
草乃しずかの世界展

夕食は銀座四丁目交差点すぐの「竹葉亭」へ。
ビールのおつまみに「うまき玉子」と「治部煮」を注文。
銀座の「竹葉亭」

うなぎ丼Aときも吸。竹葉亭の鰻のタレの甘さは抑えめです。
銀座の「竹葉亭」

昨日のエチカのフードコートと違って、落ち着いたお店でほっとします。

「鑑定士と顔のない依頼人」を鑑賞 【ネタバレ注意】2014/01/20

名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督の新作、「鑑定士と顔のない依頼人」を鑑賞してきました。12月半ばから公開されていましたが、やっと鑑賞する機会ができました。
いろいろな伏線がからみあったミステリーというふれこみだったので、画面の細部までのがさず見ようと意気込んで行きましたが...
鑑賞後、あまりの演出の見事さに軽い疲労感を覚えました。映画のラストシーンを知ってからそれまでのシーンを思い返すと、すべて意味のあるシーンだったのです。

この映画、単なるミステリーではなく、ラブストーリーでもあります。それも単純なラブストーリーではなく、フェイクに彩られたラブストーリー。そのラブストーリーの幕切れもバッドエンドかハッピーエンドかは、鑑賞者に判断をまかせています。

鑑定士と顔のないない依頼人

高名なオークショニアにして美術品鑑定士の主人公Virgil Oldman(Virgin Oldmanをもじったもの)が、隠し部屋に収集していた高価な女性肖像画を相棒の売れない画家と友人の修復士にすべて盗まれて、茫然自失で映画が終わるかと思いきや、その後の演出がうまい!!

車のトランクに隠して取り付けられたGPS発信器。
 修復士が女性の顧客に見せていたものでした。
カフェでいつも謎の数字をしゃべる女性が本物のクレアだったこと。
 注意深く見ていましたが、本物のクレアがつぶやく数字に意味があったとは!
本物のクレアが屋敷のオーナーだったこと。
詐欺の種明かしを順々に見せてくれます。
ただ一点だけよくわからないことがあります。主人公が暴漢に襲われたのは偶然の出来事なのか、詐欺の計画の一部なのかということです。二度目を見に行けばわかるのでしょうか?

この映画の秀逸なところは、単なる絵画窃盗詐欺のミステリーで終わらせていないことです。
「偽物のクレアが主人公に見せた愛は真実なのか?」という問いかけをしているのです。

贋作者は必ず、自己顕示の「痕跡」を残す。
主人公は贋作者に対して、こういう見解を持っています。
つまりこの絵画窃盗詐欺(=贋作)で、偽物のクレア(=贋作者)は、自己顕示の「痕跡(=真実)」を残したのではないか?ということ。

伏線はあります。
偽物のクレアは小説のライターをしていると言い、今書いている小説のラストをハッピーエンドに変えようかと言います。
偽物のクレアが語った、14才でのプラハ旧市街広場での出来事と実在したレストラン「ナイト&デイ」の話。
盗難事件後、元秘書が主人公のリハビリ施設に持ってきた郵便物。これに偽物のクレアからの手紙が入っていたことを匂わせます。

リハビリから帰ってきて、主人公は偽物のクレアの言った言葉に真実があると信じて、プラハに向かいます。有名な旧市街広場の天文時計の前に居を構え、実在したレストラン「ナイト&デイ」で偽物のクレアを待ちます。偽物のクレアの愛は真実だと信じて。
ラストシーンはギャルソンから「お一人ですか?」と聞かれて、主人公は「連れを待っている」と答え、カメラがズームアウトしてレストランに飾られたたくさんの掛け時計を写して「The End」。
ここに偽物のクレアが現れればハッピーエンド。現れなければバッドエンド。

ジュゼッペ・トルナトーレ監督の知的で精緻な演出には脱帽です。また主人公の収集した絵画にロセッティのジェーン・バーデン(モリス)の女性画やルノワールのジャンヌ・サマリーの肖像画を入れたりと、知的な遊びも楽しくさせてくれます。本物は美術館にあるのにね。
主人公を演じたジェフリー・ラッシュは、この人を念頭においてジュゼッペ・トルナトーレ監督が脚本を書いただけあって、本当に素晴らしい演技を見せてくれます。ジェフリー・ラッシュが出演した「恋に落ちたシェイクスピア」、「英国王のスピーチ」での演技も大好きです。
久々に知的好奇心を刺激する、素晴らしい映画に出会いました。