山種美術館 東山魁夷と日本の夏 ― 2024/08/21
戦後の昭和を代表する日本画の風景画家と言えば、東山魁夷。私も大好きな画家です。没後25年を記念して開催されたこの展覧会、山種美術館が所蔵する東山魁夷の作品が全作展示されます。
あの有名な京都の四季を描いた連作「京洛四季」が展示されるだけではなく、山種美術館 初代館長 山崎種二が画家に制作を依頼した、皇居新宮殿にある魁夷の代表作と同趣作品「満ち来る潮」も展示されるのです。
さすが東山魁夷の代表作を展示するとあって、平日にも関わらず、混雑していました。
長野県善光寺隣にある、長野県立美術館 東山魁夷館にも、以前訪れたことがあり、長野県を描いた有名な作品が多数展示されていて、東山ブルーを堪能しましたが、今回の展覧会でもあらためて東山ブルーの美しさにひきつけられました。
またこの展覧会では、横山大観、上村松園、川合玉堂などの、夏をテーマにした作品も展示されていて、充実した展覧会でした。
麻布台ヒルズ ヴィーガンカフェ エイタブリッシュでランチ ― 2024/06/29
梅雨に入り、どんよりした湿気の多い日が続いていますが、久しぶりに麻布台ヒルズでランチすることにしました。
さてどこでランチをしようかと迷った結果、珍しく(?)ヴィーガンカフェでランチすることにしました。ヴィーガン料理と聞くと、味がしなくて美味しくなく、タンパク質不足という先入観が思い浮かんでしまいます。さてエイタブリッシュはどうなんでしょうか?
このカフェ、ガーデンプラザAの2階という、あまり人通りのない、わかりにくい場所にあります。麻布台ヒルズの場合、チームラボ、マーケットのあるガーデンプラザB、C、中央広場に人が集中しています。
カフェはほとんど屋外のテラス席で、屋内の席はほとんどありません。
ランチは数種類の中から選びますが、スタッフにタンパク質が一番多いのを聞いた所、ブッダボウルが一番多いのでは?と言われたので、これを注文。
野菜中心のサラダですが、豆腐が入っています。家でもサラダに豆腐を入れる事がありますが、こちらの豆腐は弾力があり、モッツァレラチーズのようです。豆も入っていますが、やはりタンパク質は少なめです。家ではモッツァレラチーズに茹で卵を入れますが、ヴィーガンカフェでは無理ですね。豆の入った野菜のスープがあれば良いのですが。
飲み物、デザートの利用なら、春、秋はテラス席は気持ちが良いので、また利用してみたいカフェです。
地植えのバラに下草を植栽 ― 2024/06/13
南側、東側の花壇にバラを地植えして、水やりが楽になり、庭が広がったのは良いのですが、株間の隙間が増えて、その空間が気になってきました。
美しいローズガーデンでは、宿根草を植栽して、バラの株元を隠していることがありますが、びっしり宿根草を植えてしまうと、冬の寒肥、土壌改良などに支障になってしまいます。
そこで、冬の作業に支障のない範囲で、宿根草を植えることにしました。ただもう6月なので、夏越えできるか不安があります。
ベロニカ ハミングバード
サルビア スベルバ ボルドー
ロータス プリムストーン
ヒペリカム ゴールドフォーム
リシマキア リッシー
アスチルベ(他の場所から移植)
全ての隙間を埋めたわけではありませんが、これで、様子をみたいと思います。
なおバラの下草ではありませんが、どこかに植えたいと思っていたアガパンサス。
高かったですが、庭の空いているスペースに植えました。
ホテルニューオータニなど、都心のバラ園巡り ― 2024/05/17
今日は都心のバラ園巡りへ。向かったのはホテルニューオータニ。ここには英国人デザイナー、ケネス・ターナーによる、赤バラだけのバラ園があります。久しぶりの訪問です。
バラ園に行く前に、カトーズでランチを頂きました。予約しないで訪れたら、テーブル席は予約で満席。平日にしては珍しく、カウンター席になりました。後ほどテーブル席は、女性の団体客であっという間に満席です。
バラ園は赤バラだけなので、我が家の庭に取り入れるには、あまり参考になりませんが、面白いバラ園です。
次はホテルニューオータニのお隣りにある、東京ガーデンテラス紀尾井町のバラ園です。昨年に続いての訪問です。都心では、一番華やかなバラ園でしょう。バラの種類もイングリッシュローズ、フレンチローズなど、多いだけではなく、宿根草もいろいろ植えてあるので、参考になります。赤坂プリンスクラシックハウス(旧李王邸)が背景になるので、写真映えします。
ちょっと驚いたのは、衣装を着せた愛犬を連れてきて、バラと一緒に撮影する女性が多かったことです。
次も昨年訪れた丸の内ブリックスクエアです。こちらはナチュラルガーデンに所々バラが植えてあり、宿根草との組合せなど、ガーデンデザインの参考になります
今年のバラはまあまあの開花2 ― 2024/05/14
アンブリッジ・ローズ(南側花壇に地植え)
昨年より花数は多いように思います。例年通り、香りも良いです。大好きなバラで、近年病気にもなっていないですが、デビッド・オースチンのカタログから落ちて、再度購入できないので、大切に育てる必要があります。
クロード・モネ(南側花壇に地植え)
大苗で地植えしてから、もう4年目になりました。日当たりの良い場所で、株が充実してきたせいか、昨年より花数は多めです。もう少し香りがあると嬉しいのですが。
シャルトルーズ・ドゥ・パルム(南側花壇に地植え プランターから移植)
地植えしたせいか、花付きは例年より多いです。香りはいつも通り強く、大輪の花でした。春の開花後、何故か葉が落ちる症状は変わりません。
ローズ・ポンパドゥール(南側花壇に大苗を新規購入して地植え)
東側花壇では活力剤を散布したり、いろいろ処置しても元気がなかったので、南側花壇に大苗を再度購入して植えました。植えたばかりなので、本来花を咲かせないで株を充実させた方が良いのですが、前の株とは大違いで、結構元気に生育して幾つも蕾をつけるので、少し咲かせてしまいました。
ボレロ(南側花壇に大苗を新規購入して地植え)
ローズ・ポンパドゥールと同様に、東側花壇で元気のなかったボレロ。南側花壇に大苗を再度購入して植えました。こちらはローズ・ポンパドゥールよりも普通の生育状況なので、蕾を取って、花を咲かせないで株を充実させました。秋バラに期待しましょう。
シルバー・スター(南側花壇に地植え プランターから移植)
プランター時代より明らかに元気になり、陽当たりの良い玄関先のプランター時代の花つきに戻ったようです。ただベイサルシュートは出てこないで、株元からの、かなり太い枝から枝が分かれて伸びる、スタンダード仕立てのような姿です。バレンシアと同様に、地植えにしたおかげで、ちょうど良い高さで花が咲くようになりました。
レモン&ジンジャー(南側花壇に地植え プランターから移植)
南側花壇と言っても一番西側の陽当たりがそれほど良くない場所に地植えしたためか、遅咲きも相まって、花数は例年通りでしたが、あまりきれいな花ではなかったので、写真撮影しませんでした。秋バラ、来年の春バラに期待しましょう。
今年のバラはまあまあの開花1 ― 2024/05/14
今年は大型プランターの4株を地植えにし、ボレロ、ローズ・ポンパドゥールは新しい大苗に買い換えて、陽当たりの良い場所に植えるなど、大改革の年でした。
また冬にオベリスクが痛んでいた、ピエール・ドゥ・ロンサールとルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサールはオベリスクの交換作業もしています。ただピエール・ドゥ・ロンサールの方は、オベリスク交換時に太いシュートを幾つも折ってしまい、ちょっと貧相な見栄えになってしまいました。
また今年は桜の開花が遅れましたが、バラの開花も5月にずれ込みました。
ナエマ(プランター)
陽当たりの良い玄関先に移動して4年目。遅咲きですが、例年通りの花つきで、香りは素晴らしく、ディープカップの花も美しい。玄関先に相応しいバラです。
ピエール・ドゥ・ロンサール(プランター オベリスク仕立て)
花の大きさは例年通りですが、太いシュートを幾つも折ってしまったので、花つきは例年より少な目です。来年に期待しましょう。
ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサール(プランター オベリスク仕立て)
こちらは例年通りの花つきで、開花しにくい蕾が幾つもつくのも例年通りです。
バレンシア(東側花壇に地植え プランターから移植)
大きな花のバラですが、花の大きさはまあまあで、花つきはプランターの時よりも多いです。やたらと枝が伸びて、目線より上に花が咲いていたのが、地植えにしたおかげで、ちょうど良い高さで花が咲くようになりました。
クレア・オースチン(プランター)
プランターのままで例年通りの花つきでした。花の大きさも例年通りです。
レオナルド・ダ・ヴィンチ(花壇の東南の角に地植え オベリスク仕立て)
こちらも冬の剪定が甘かったので、オベリスクの上の方ばかり花が付きました。花数は少し少な目でした。一番条件が良い場所なので、冬剪定を気をつけねば。
クイーン・オブ・スウェーデン(プランター)
プランターのままで、例年通りきれいに咲いてくれましたが、花数は少なめのような。香りはやはりありません。何とか秋に咲かせる方法はないのでしょうか?
松濤美術館のエミール・ガレ展 ― 2024/05/10
高校、大学時代の友人と、渋谷区立松濤美術館のエミール・ガレ展に行ってきました。
美術館に行く前に、ランチということで、セルリアンタワーにある、東急ホテルの日本食レストラン「Japanese Cuisine 桜丘」へ。初めての訪問です。レストランに行く途中、中国料理のレストランの横を通りましたが、12時で満席の盛況でしたが、日本料理の方はあまり人気がないのか、かなり空いていました。ただ天井が高く開放感があり、気持ちの良い空間です。
かさね弁当を注文。味付け、盛り付けとも満足感が高いです。
食後は渋谷から井の頭線に乗って、お隣の神泉で下車して松濤美術館へ。建物のファサードからして印象的な建物です。
昔、松濤を散歩した時に松濤美術館の前を通りましたが、中に入るのは初めてです。白井晟一設計の有名なこの建物内部を見るのも楽しみの一つです。
建物の中心部は屋外で、地下の両側に噴水と照明があり、各フロアは変形リング状になっている独特の構造。洞窟をイメージしたような所もあり、かなり印象的な素晴らしい建物です。
ガレの展示室は二ヶ所に分かれていて、地下の展示室は初期のもので、これもガレ?と、意外な作品が展示され、2階の展示室は、いかにもガレの作品と呼べる、アール・ヌーボーのガラス器や照明器具が展示されていました。2階の展示室の作品しか知らなかったので、新鮮な驚きでした。
美術館を出て、どこかでティータイムと思いましたが、神泉には、これといったカフェがない。渋谷ヒカリエまで行って、茶庭 然花抄院でティータイムして、友人と別れました。
文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之展 ― 2024/05/02
日本橋高島屋で、三代にわたって文化勲章を授与された、上村松園・松篁・淳之の展覧会を観てきました。上村松園・松篁の作品は美術館で何度も観てきましたが、淳之氏の作品を観るのは初めてです。
展覧会に行く前に、日本橋高島屋新館3階にある カフェ ヴァヴァ でティータイムです。
ここは、2月に利用したシーフードレストラン銀座カザンと同じく、高級シーフードの輸入商社が経営しているカフェです。
上村松園は、ちょっとした女性の仕草を美しく格調高く描き、松篁は動植物を繊細に、時にはデザイン化された琳派のように描き、好対照を見せていました。
さて淳之氏の作品と言うと...
動物を繊細に描きながらも、どこか安らぎと暖かみを感じさせる画風でした。
親子三代、同じ日本画の世界に身を投じながら、画風の違いが興味深いです。共通しているのは、三代とも作品に品格を感じさせる事でしょう。
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