くるみ割り人形のブルーレイディスクを購入2013/04/01

チャイコフスキーのくるみ割り人形と言えば、子供から大人まで楽しめる、最も有名なバレエのひとつでしょう。私の大好きなバレエです。
数年前に、ご本家マリインスキー劇場のDVD(写真 右)を購入していましたが、今回、同じマリインスキー劇場の輸入盤のブルーレイディスク(写真 左)を購入しました。
くるみ割り人形

両者の違いは演出です。
DVDの方は伝統的なワイノーネン版(1993年ライブ収録)で、ブルーレイディスクの方はワレリー・ゲルギエフ指揮、新演出のシモノフ版(2007年ライブ収録)です。
また昨年NHKのBSプレミアムで放送され、録画した「くるみ割り人形」はワレリー・ゲルギエフ指揮のワイノーネン版(2011年ライブ収録)でした。
ワイノーネン版に慣れ親しんだ方が、シモノフ版をご覧になると、かなり驚かれるのでは?
ワイノーネン版が上流社会の家の優雅なクリスマスパーティが舞台で、親しみやすい演出とすると、シモノフ版はダークな雰囲気が漂った演出で大人向き、AMAZONのレビューでは舞台美術がティムバートン・テイストと書かれていましたが、まさしくその通りでした。
雪の精のワルツもワイノーネン版は白を基調にした美しい衣装が、シモノフ版は黒い衣装です。
何より驚くのはドロッセルマイヤーで、怪人というか、マッド・サイエンティストにも思えてきます。
オペラでも舞台を現代に置き換えたりと、いろいろな演出・解釈がありますが、バレエ鑑賞初心者の私としては、バレエの世界も奥が深いと思いました。