山種美術館と根津美術館をはしご 夕食は表参道の「カフェ ラントマン」へ2014/05/04

本日は良い天気なので、山種美術館と根津美術館をはしごしてしまいました。渋谷区広尾にある山種美術館と港区南青山にある根津美術館は歩いても十数分の距離。
山種美術館では「富士と桜と春の花」の美術展が開催中です。
山種美術館の周囲は住宅地と学校で静かな雰囲気ですが、美術館の中は大勢の人で混雑していました。
横山大観や上村松園の正統的な日本画は当然展示されていましたが、やはり強い印象が残るのは、片岡球子と小倉遊亀の画でした。
山種美術館

山種美術館を出て、南青山方面に向かって歩くこと十数分。表参道のヨックモックで軽くガレットでも頂こうと思ったら、長い行列が。
仕方がないので、根津美術館 庭園内のNEZU CAFEを利用することにしました。

この時期に展示される、尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」を鑑賞する(実物を観るのは初めて)ために根津美術館に来ましたが、NEZU CAFEに行くと、こちらも長い行列です。
屋外でずっと待っていましたが、出てくるお客様が何組もいるのに、全く先に進みません。
やっとカフェ内に入ると、何と空席が幾つもありました。それなのにお客様を席に案内しないで、長い行列をほったらかしにしているのです。
空席があるなら、オーダーを取る前にお客様を席に案内するのが先でしょう。根津美術館は高齢のお客様も多く、空席があるのに、お客様をずっと立たせたまま並ばせておくというのは、繁忙日とはいえ、いかがなものでしょうか?


やっと席に案内されたので、本日のパスタ(醤油風味のツナ・パスタ)と紅茶をオーダー。お味の方も?でした。
根津美術館 NEZU CAFE
根津美術館 NEZU CAFE
食事を終えて「特別展 燕子花図と藤花図」を鑑賞。
琳派の光琳と円山派の応挙の競演です。「燕子花図屏風」は江戸時代と思えない斬新なデザイン画です。「藤花図屏風」は対照的に細やかな表現です。屏風の凹凸を生かした花の配置も興味深い点です。もうひとつ目を引いたのは、鈴木其一「夏秋渓流図屏風」です。こちらも琳派の流れを組む斬新な表現です。

根津美術館
1階の「特別展 燕子花図と藤花図」、2階の中国青銅器などを鑑賞後は広大な日本庭園を散策です。ちょうど燕子花が満開でした。藤花は残念ながらほとんど花は散っていました。



根津美術館を出て、表参道方面へ。陶磁器などのショップを覗いた後、軽く夕食を頂くために、Aoビルにある「カフェ ラントマン」へ。
カフェ・ラントマン
ヴィナー ターフェルシュピッツ ポトフーのように煮込んだ牛肉に三種のソースをつけて頂きます。
カフェ・ラントマン
トプフェンクヌーデル カッテージチーズを使ったお団子にベリーソースを合わせたもの。
カフェ・ラントマン
このレストランは表参道の喧騒を忘れさせて、落ち着いて食事が頂けます。