銀座・京橋のギャラリー巡り ― 2014/09/03
今日は日本画とボタニカルアートの展覧会が開催されている銀座と京橋のギャラリーを訪れました。
最初は「銀座清月堂画廊」で開催されている、松本勝氏のお弟子さんの展覧会へ。銀座清月堂はシックな建物で、地下にはかって「LINTARO」という直営のレストランがありましたが、現在はテナントのフレンチレストラン「ドミニク・ブシェ トーキョー」が入っています。展覧会ではオーソドックスな日本画らしい日本画が展示されていました。
次に訪れたのが、同じく銀座にある「美術会館ギャラリー青羅」で開かれている真鍋修氏の展覧会。こちらは淡い色調のモダンな日本画が展示されていました。
最後に訪れたのは京橋にある「ギャラリーくぼた」で開催されている小柳吉次氏とお弟子さんによる植物画(ボタニカルアート)展「柳彩展」へ。
どれも精緻な植物画で、本物より鮮やかな色彩に感じられました。
「ギャラリーくぼた」のある京橋界隈はあまり歩いたことがなかったのですが、ギャラリーと骨董商の店舗が非常に多くて驚きました。
初めての院展へ ― 2014/09/04
浅草の「アミューズ ミュージアム」へ ― 2014/09/13
招待券を頂いていたので、今日は浅草の「アミューズ ミュージアム」で開催されている「奇跡のテキスタイルアート」展を観に行きました。
久しぶりに浅草に来たので、雷門前にある隈研吾氏設計の浅草文化観光センター8階の展望テラスに行ってみることにしました。
浅草文化観光センターは敷地が狭いせいもありますが、エレベーターは2台しかなく、当日は1台が故障で運行していません。しかもこのエレベーター、最新のビルのものにしては、スピードが非常に遅くてイライラしました。たった8階まで上るのに並んで待って20分もかかってしまいました。
8階のフロアレイアウトですが、廊下が非常に狭く、エレベーターを待つ人のスペースが全くありません。ビルの外観はいかにも隈研吾氏設計という感じですが、なんか狭苦しい印象の建物でした。
展望テラスからの眺めはスカイツリー、雷門、浅草寺が一望できます。
久しぶりに仲見世を歩きましたが、外国人観光客、日本人観光客どちらも多く大賑わいです。
鼈甲の専門店は目の保養になります。
目的地の「アミューズ ミュージアム」は浅草寺の二天門の隣にあります。二天門は戦災にあっていないんですね。重要文化財に指定されていました。
「アミューズ ミュージアム」で開催されている「奇跡のテキスタイルアート」展ですが、写真撮影ができるので、常設の「布の絵画BORO」展と一緒にスライドショーにまとめてみました。またこのミュージアムでは浮世絵の展示もあり、広重の「東海道五十三次」の鑑賞もできます。
http://www.amusemuseum.com/
「布の絵画BORO」展と「奇跡のテキスタイルアート」展。どちらもパッチワークなんていう言葉を知らない時代から続く「布」を扱った展覧会です。一方は一着の貴重な布を何世代にも渡って着た、北国の風俗を知ることができ、一方は100年以上続いている重要有形民俗文化財「南部菱刺し前かけ」の色彩と文様の鮮やかさを観ることができました。
久しぶりに浅草に来たので、雷門前にある隈研吾氏設計の浅草文化観光センター8階の展望テラスに行ってみることにしました。
8階のフロアレイアウトですが、廊下が非常に狭く、エレベーターを待つ人のスペースが全くありません。ビルの外観はいかにも隈研吾氏設計という感じですが、なんか狭苦しい印象の建物でした。
展望テラスからの眺めはスカイツリー、雷門、浅草寺が一望できます。
http://www.amusemuseum.com/
「布の絵画BORO」展と「奇跡のテキスタイルアート」展。どちらもパッチワークなんていう言葉を知らない時代から続く「布」を扱った展覧会です。一方は一着の貴重な布を何世代にも渡って着た、北国の風俗を知ることができ、一方は100年以上続いている重要有形民俗文化財「南部菱刺し前かけ」の色彩と文様の鮮やかさを観ることができました。
御茶ノ水から室町へ ― 2014/09/18
御茶ノ水で用をすませた後日本橋三越に行くので、久しぶりに神田界隈を歩いてみました。
初めて御茶ノ水の「ワテラス」を通りましたが、羽ようなうさぎの耳のようなオブジェが。
鳥すきやきの「ぼたん」(手前)とあんこう鍋の「いせ源」(奥)撮影する角度が良くなかったですが、景観を台無しにしている電柱をなんとかして欲しいですね。
甘味処の「竹むら」の趣ある建物
ずっと駐車場だったので、もう再開しないと思っていたら、「神田 藪蕎麦」の建物が竣工間近でした。10月20日に復活のようです。
江戸東京たてもの園にあるような看板建築もまだ残っています。
和小物を扱うお店もあります。
神田駅の改修工事はまだ続いていますが、東北縦貫線は架線も張られて完成間近です。
村野藤吾の独立後の処女作、近三ビル(旧森五ビル)は耐震工事の真っ最中です。東京都選定歴史的建造物です。
1931年完成ですから、既に80年余りの歳月が。外壁が当時流行のスクラッチタイルだと古ぼけて見えるんですが、ダークブラウンの落ち着いた色のタイル、端正な窓、精妙なプロポーションが品のある佇まいを醸し出しています。
三菱一号館美術館「ヴァロットン展」へ 夕食は銀座「竹葉亭」で ― 2014/09/20
今日は招待券を頂いた、三菱一号館美術館の「ヴァロットン展」へ。ヴァロットンについてはほとんど知りませんでしたが、とてもおもしろい美術展でした。
初期の作品は古典派のようにアカデミックで伝統的な絵画だったのに、1890年代後半から画風が変わって、単純で階調のない白黒の木版画、ディテールを省略したような絵画に変わっていきます。絵の主題も皮肉がきいたものから、どこか不安を感じさせるものばかりです。
1910年代の神話を題材とした絵画に至っては、「何だこれは?」と思うほど漫画チックで驚きました。
「竜を退治するペルセウス」はサロン・ドートンヌ展で酷評されたそうですが、そうでしょう。どうみても竜がワニですから。左にいるアンドロメダもギリシア神話の王女とは思えません。「さっさと、このワニを退治してよ!」と夫に言っているような庶民的な怒ったおばさんです。ヘアスタイルは黒柳徹子さんみたいです。
土曜日で会期も残り少ないとあって入場者も多かったですが、こんなおもしろい画家の美術展だから、口コミで人が集まったようにも思います。
夕暮れになったので、お隣の「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」でお茶した後は、銀座四丁目交差点そばの「竹葉亭」へ。8月に行こうと思ったら、長蛇の列であきらめたので、今度は早めに行くことにしました。少し店内で待ちましたが、地下のテーブル席に案内されました。以前とメニューが変わって、多少値上げしていましたが、鰻の稚魚の価格が高騰しているので仕方ないでしょう。
ビールのつまみに幾つか小料理を注文。
いかうに和え
野菜煮
なす鳥味噌
うなぎ重と肝吸い
鰻の量がたっぷりで堪能しました。
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