御茶ノ水から日本橋三越まで建築散歩2012/11/08

今日は御茶ノ水に用があったので、その後、日本橋三越まで歩いてみることにしました。
神田周辺も再開発で大きく街並みが変わってきていますが、古いビルもまだ残っています。
御茶ノ水駅から中央快速線の線路と御茶ノ水ソラシティの間の坂を下ると、見えてきたのが、「ワテラス タワーレジデンス」です。高層階がマンション、低層階がオフィスの複合高層ビルです。
ワテラス タワーレジデンス

かっての交通博物館の跡地に建設中なのが、JR東日本のオフィスビル「神田万世橋ビル」です。
神田万世橋ビル

須田町の交差点角には、いかにも昭和初期に建てられたようなスクラッチタイルのビルが残っていました。
須田町の交差点角

神田駅方面に向かうと、今では珍しくなったヨーロッパからの輸入生地を扱うお店「Fan」がありました。店内に入ってみると、ローマに旅行した時に入った生地のお店「ガルトルッコ Galtrucco」の写真が。懐かしい。
ヨーロッパからの輸入生地を扱うお店「Fan」

神田駅に近づくと東北新幹線の上に建設中の「東北縦貫線」が見えてきました。
東北縦貫線

今まで気がつきませんでしたが、神田駅のガード下の出入口のそばに可愛い少年少女の像が。田中昭氏の「健やかに」です。薄暗いガード下ではなく、構内に設置してもらいたいものです。
田中昭「健やかに」

中央通りを日本橋方向に向かうと、左手奥に「丸石ビルディング」が見えます。昭和6年に建てられた様式建築です。
丸石ビルディング

さらに通りを進むと「毛皮とたばこ」のお店が。ブラタモリに出てきそうな変わった組合せの商品を扱うお店です。どんな毛皮を扱っているのでしょうか?
「毛皮とたばこ」の店

江戸通り沿いに建つのは、村野藤吾が渡辺節建築事務所から独立して初めて設計した「近三ビル」です。様式建築が全盛の昭和6年に建てられたとは思えないような、モダン建築のプロポーションは今なお古びた感じがしません。落ち着いた佇まいのオフィスビルです。
ちなみにこのビルは戦後、増築されているのですが、その痕跡はよくわかりません。ビルオーナーの長期に渡るメンテナンスの努力に敬服します。
http://www.kinsanbldg.com/
近三ビル

日本橋三越に近づくと、「YUITO室町」、「コレド室町」が見えてきました。
「YUITO室町」、「コレド室町」

日本橋三越のお隣は重要文化財の「三井本館」です。この通りの再開発ビルはこの建物の高さを意識したファサードになっています。
三井本館

日本橋三越、正面玄関のライオン像です。トラファルガー広場のライオン像がモデルです。本家に比べると相当小さいですが。
日本橋三越、正面玄関のライオン像

新館地下2階にある「フォートナム・アンド・メイソン」のカフェで一休みして、今日の街歩きは終了です。
ここのアロマティックティー「フォートメイソン FORTMASON」はお気に入りです。
「フォートナム・アンド・メイソン」のカフェ